HOMEコラム建築の要望書(前編)

Vol.9 建築の要望書(前編)

建主の要望を設計者に伝えるには口頭で伝えるよりも要望書で伝える方が確かです。要望書には一定の書式はなく、必要な要望を思いつくままに書けばよいのです。前置きも言い訳も必要ありません。必要な項目だけを書けばよいのです。

地震に強い家をとか、丈夫で長持ちする家をとか、当たり前のことを書く必要はありません。日当たりと風通しのよい家とか、夏涼しく冬暖かい家など、誰もが共通の要望も書く必要はありません。結露やカビが発生しない家なども高断熱高気密住宅では当たり前のことであり、とくに要望書に書く必要はありません。当たり前のことばかり書いてある要望書は設計者を困らせます。そのような建主に限って、必要な項目が書いてないものです。誰でも予算には限りがあります。予算をはっきり書くことはもっとも大切な要望です。これだけの予算でこんな家が欲しいと、はっきり書いて下さい。できるだけ安くなどの表現は設計者にとって何の意味もないのです。

間取りは設計の基本です。要望書には家族構成や必要な部屋数を記入します。間取りは日常生活を基本に考えるのがポイントです。めったに起こらないことや万一のことを考えての間取りは実に無駄が多いものです。田舎の両親を引き取るなどの場合は、両親の意思を確かめてから間取りを考える必要があります。(後編に続く)

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