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Vol.10 建築の要望書(後編)

建主の要望には限りがありません。できれば欲しいものや、あれば便利など、夢はどんどん広がります。建主の要望書には本音の要望もありますが、単なる思いつきで書いた要望もあります。本当に必要な要望なのか単なる思いつきなのかを判断するのは容易ではありません。太陽光発電設備が欲しいと書いた建主の殆どが、実際に太陽光発電の設備することはありません。なぜなら、本気でそれを求めていないからです。

限られた予算の中ですべての要望を満足させるのは至難の技です。そんなとき、要望事項に優先順位をつけると便利です。必要性の高いもの、できれば欲しいもの、なくても我慢ができるものに分類し、必要性の高いものから順に優先順位をつけるのです。

必要な部屋数はもっとも優先順位が高い要望です。限られた敷地の中で必要な部屋数を確保することは何よりも大切です。部屋数が足りなければ屋根裏部屋も必要になります。予算に余裕があれば地下室も快適な空間になります。

家の居住性に関する要望は優先順位が高いものばかりです。暑さ寒さ結露など、居住性を高めることは大切です。断熱・気密・換気の他に、床暖房も必要な要望に入れて下さい。
暖房方式や暖房器具は建主の希望によって選ぶことが大切です。建築業者の中には暖房設備などは家が完成してから考えればよいという建築業者も少なくないからです。床暖房など必要ないと本気で考えている建築業者もいます。

建主が床暖房の家に住みたければ床暖房の家が欲しいと要望書に記入します。「できれば床暖房も欲しい」と書くのではなく、「床暖房の家が欲しい」と書くのです。部分的な補助暖房としての床暖房では満足できないのならば、家全体を蓄熱式床暖房にしたいのだと書くべきなのです。

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